化学と音楽

updated : 2017.07.24

ピアノを弾き、歌をうたうため、体のことは、とても大切で、不思議に思うことがたくさんあります。その一つで、以前より身近に親しんできたアロマテラピーのことを、この数ヶ月で本格的に勉強しはじめました。

とても文系だった私ですが、すっかり、化学の不思議のとりこです。例えば、植物が、生きるために作り出してしまう香りは、天然の化学物質で、人のためではないのに、なぜ、人の体に、作用するのだろう?と。様々な研究が進む中、簡単には説明できないほど、まだまだはっきりわからないこともとても多い世界のようですが、私なりに、ひとつわかったことがありました。

人と化学物質の似ているところ。化学の、微細で奥深い世界でも、人に通ずる反応が起こっているのでは、と思えるようなこと。それは、

「不安定な状態=片手が空いている=手をつなぎたがる状態=酸化(変化)しやすい」

自然の様々な揺らぎの中で、いろいろな反応が起こる、という現象は、人にも音楽にも似ていて、近しい思いが増してきました。

学びはまだまだこれからです。